アメリカの電子レンジに付いている驚くべき機能

アメリカ生活

家電と言って真っ先に思い出すのが

ビックカメラやヨドバシカメラ、ヤマダ電器等の大型家電量販店。

海外からの旅行者が必ずと言って良いほど立ち寄るのも家電量販店。

日本に居るとなかなか気付かなかったけど、

海外へ出てみると改めて思うのが『日本の家電量販店、めっちゃすげー!!!』ってこと。

だって、あ~んなに色んなジャンルの、色んなメーカーの、色んなバージョンの家電が

一つのお店に一同に揃っているだなんて、オールスター感謝祭なの?って感じです。

しかも商品にめちゃくちゃ詳しい店員さんに何でも相談できて

自分に合ったものが何なのかもアドバイスもらえたりして

更には多言語対応だったりするもんだから

海外からのお客様が家電を買って帰りたくなるのも今ならひじょ~によくわかる!

ただ、コンセントの形状や電圧という問題が海外在住者を苦しめるんですよね。

変圧器をかませりゃいい話なんですが、デカかったり重かったり高かったり

『これは譲れない!』ってものには変圧器使ってでもと思うけれど

全部が全部そういうわけにはいかない。

では、アメリカ生活での家電はどうしているのか

日本みたいな家電量販店なんぞ無いので

デパートの家電売り場やCostco、ホームセンター、大型スーパーなどで買うか

あとはネットでポチッとするかです。

実店舗だと、いずれも日本の家電量販店のようにめちゃくちゃ品揃えが良いとは言いがたく

ありとあらゆる専門知識を持った店員さんの姿はもちろん無いし

予めネットでレビューをチェックしたり、店頭で実物を見て自分で判断することになります。

とはいえ、大型のもの(冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、電子レンジなど)は

家に備え付けてあるパターンがほとんどなので、借家に住む場合買う必要はあまりありません。

大体付いています。

大体というか、普通付いています。

我が家を除いては。

電子レンジの無い生活

我が家も備え付けの家電はあるものの、電子レンジだけが付いていません。

「なにそれー!めっちゃ不便じゃん!ありえな~い」とお思いのそこのあなた。

驚く事なかれ。

我が家は結婚当初から電子レンジの無い生活を送ってまいったのです。

新婚生活のスタート時、色々と家電を買いましたが

「電子レンジは体に悪い」という夫の方針で最初からリスト外。

最初は「まぁ、色々買わなきゃいけない物多いから無くても何とかなるか」と思っていたものの

子どもが生まれ、離乳食が始まりまった時に気付いたんです。

あれ、これ電子レンジ無いと、冷凍保存しても解凍できないじゃん、と。

離乳食って作るのが本当に大変で、そのくせ子どもが食べる量は少ないので

一度にある程度作って冷凍保存がこのご時世では当たり前。

その時ばかりは私も夫に電子レンジが欲しいアピールをしました。

しかし結果はNo。

(この電子レンジが受け入れられない話はすると長くなるので割愛します)

じゃぁ、私はどうしていたのかというと、湯煎です、湯煎。

これがものすご~く時間がかかるんです。

「腹減った!今すぐ食わせろ!」と泣く我が子をなだめながら

バレンタインデーのチョコ作りでしかしない

これまでの人生で2、3回しかした事がなかったような気がする湯煎てやつで

離乳食期を乗り切りました。

(正確には蒸したり、とある調理家電(こんなの)を使ったりもしましたが長くなるので割愛します)

そんな生活を経て、アメリカへ移住する事が決まった時、私は頭のなかで

「やったー!電子レンジ絶対ついてるっしょー!」とガッツポーズ。

夫の意思とは関係なしに、家に付いているのなら買ってという必要もないし

「使わないで」と言われても、夫のいない隙に使えば大分楽になる。

そんな思いで頭がいっぱいでした。

アメリカのキッチンに電子レンジはあったのに無かった

アメリカのキッチンは大体電子レンジがガステーブルのフード部分

(フードが無くてすぐ上が電子レンジ)

もしくは同等の高さの位置に付いています。

壁にぶっとい骨組みを刺して支えてるイメージです。

ところが、我が家はかつて付いていた形跡はあるものの

入居した時点で壁に開けられた穴は埋められていて

その代わりに新品のフードが取り付けられていました。

私はもしや大家さんも電子レンジ否定派・・・と愕然としたのですが

しばらく後に夫から聞いた話では

内覧に来た際(夫は単独で先に渡米して私達を迎え入れる準備をしてくれていました)

電子レンジは付いていたものの、あまりの汚さに取り外してくれとお願いしたそうな。

「おーーーーーーーい、そこは新しいのに付け替えてだろーーーーーー!!!」

と、それを聞いた時は夫の判断だった事に二重のショックを受けましたが

ここまで電子レンジ無しの生活を送ってきた私にもチャンスが到来したのです。

「買うなら今でしょ!」の、ブラックフライデー

ブラックフライデーという言葉を、皆さんご存知でしょうか?

近年日本でも馴染みのあるワードになってきたようですが

毎年11月最終週の金曜日、アメリカではありとあらゆるジャンルのものが

年に一度の第バーゲンセールになるのです。

値の張るものこそブラックフライデーに買うべし、その時まで我慢すべしというのが

我が家のみならず、多くのアメリカの暗黙の了解になっているのではと思います。

我が家も11月に入った頃、『今年は何買う会議』が開かれました。

私はどうせ電子レンジはダメだとうからInstant Potを提案。

Instant Potとは、アメリカで大人気の万能圧力鍋で

焼く・煮る・蒸す・炊飯・保温などが1台でできるめっちゃくちゃ優れもの。

電子レンジの代わりにこれで時短料理を作りまくろうと思って提案したものの

夫から予想外の言葉が返っていたのです。

「Instant Potは冷めた料理を温めるのには不便だから、電子レンジの方がいいんじゃない?」

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なにその突然の真逆発言・・・。

夫曰く、食べきれなかった料理をタッパーなどに入れ替えて冷蔵庫で保存すると

それをまた食べようと思った時に温められないから

毎度食べ切らなきゃいけないのが大変とのこと。

い、今更・・・。

そんなわけで我が家はブラックフライデーを機に電子レンジ導入を決めたのです。

(Instant Potの必要性も解いてこちらも買いました)

奥深き電子レンジ

で、いざ電子レンジを買おうと思うと、どんなのが良いのかさっぱりわからない。

こんな時に日本の家電量販店があれば、電子レンジコーナーの店員さん捕まえて

機能やおすすめ商品の説明なんかを聞いて参考にできるのに。

と、無い物ねだりしても仕方がない。

ちょうどCostcoで安くなっていた電子レンジがあったので見に行ったら

やたらとデカく、手狭な我が家のキッチに置くとなるとちょっと・・・ということで却下。

色々と調べるうちに、電子レンジにもサイズがあり

大型スーパーで陳列されている物を確かめに行ってみました。

しかし小さめサイズでもそこそこの存在感が。

何でも大きいアメリカ。

小さいのを探すって意外と大変。

そこで一番小さいサイズに絞ってネットで検索すると、ありました!

日本のメーカーかと思いきや、なんとAmazonがオリジナルで出している電子レンジ。

これがまさに私たちが求めていたサイズ!

日本の一人暮らし用のそれ。

温められればそれで十分なんですー!

しかもお値段も安っ。ブラックフライデーで更に安っっっ!

夫ともうこれしかないねとなり、ポチらせていただきました。

(この電子レンジについては、また別途記事に書く予定です)

肝心の驚くべき機能とは

というわけで、無事買う電子レンジは決まりました。

今回改めてじっくりと電子レンジを見比べていて

今まで気にする事などなかった大きさの違いや機能についても知る事ができたのですが

その中で一点、どの電子レンジにも共通して付いている驚くべき機能があったのです。

それが

Popcorn(ポップコーン)

映画館で映画見る時についつい買っちゃう、あれです。

テーマパークなどで可愛いバケツに入って売られている、あれです。

そのポップコーンボタンが、どの電子レンジでも、堂々たる位置に鎮座されていらっしゃる。

多分、日本でいうところの『ごはん解凍』的ポジショニング。

これにはびっくらこきました。

アメリカ人にとって、ポップコーンがどんなに尊い存在なのかと

私は今まで想像したことすらありませんでした。

思い起こせば子供の頃にポップコーンを家で作ったことあるけど電子レンジじゃなくてこれでした。

そう、ガス台の上でシャカシャカ振るやつ。

アメリカではみんな電子レンジで作ってるのか・・・。

でも果たしてこのボタン、みんなどのくらい使っているのでしょう。

そこは謎。

ちなみに私たちが購入したAmazonの電子レンジにも、もれなく付いていました。

でもまだ使った事はありません。

使ってみよう、使ってみようと思ってまだ押せていません。

なぜなら、ポップコーン食べたいなぁと思うと

うっかり普通にできてるポップコーンを買ってしまうんですよね。とほほ。

満を持してポップコーン機能を使ってみたレポートはこちら
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アメリカに魂を売って電子レンジでポップコーンを作る

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