ESLって何?アメリカに住むなら英語を勉強したいと思っているあなたへ

提供者:BiljaST 英語学習

皆さん、ESLという言葉を聞いた事がありますか?
私はアメリカに来るまで知りませんでした。

なんなら初めて聞いたときはSL機関車(主にトーマス)を想像しましたし
ESLなのかELSなのか頭の中でこんがらがって何度も間違えてました。

さて、そんなESL。
これ実は略語です。

English as a Second Language 

第二言語としての英語。

つまり、英語を母国語としない人のための英語。

そう、まさに私達のような人のための英語!

皆さんご存知のようにアメリカは移民の国です。
母国や他国でバリバリ英語を身につけてから来ている方ならもう必要ないと思いますが
そうではない方も大勢いるのがアメリカ。
そんな移民のために英語を学習する場として設けられているのが
ESL(English as a Second Language) classというわけです。

ESLと一言で言っても多様

ESLと一言で言えど、4年生大学などを目指す人向けのクラスから
とにかく初歩の初歩向けクラスまで、ものすごく幅があります。

当たり前の事ですが、英語力は人それぞれで違いますし
英語学習の目的や、その先に目指すものが何なのかによっても
どんなクラスを取っら良いかが異なってきます。

クラスを開講している機関や施設によってもそれぞれ特徴があり
その違いを知って自分に合ったクラスを見つけられなければ
せっかく勉強しようと思っても大きな時間の無駄になりかねません。
(私はそれでかなり遠回りしてきました・・・涙)

私もこれまでいくつかESLクラスを受講しようと試みたり
実際に受講した経験があるので、それらを踏まえて
これからESLクラスを受講してみようかと考えていらっしゃる方にとって
少しでも参考になれれば幸いです。

ESLクラスはどこで受講できるの?

大きく分けて3つの選択肢があります。
とにかく参加しやすい(これ大事!)敷居の低い順にご紹介していきます。

図書館や教会(church)

これは地域にもると思うのですが
移民の多い地域の図書館では無料のESLクラスが開かれていたりします。
私が住んでいる地域でも会話メインのESLクラスが週に1度、1時間ほど図書館で開かれていて
引っ越して来てまず見つけたのもこのESLクラスでした。

図書館という公共の施設で開催されていることもあり
事前の生徒登録なども無く、行けるタイミングで飛び込めるのも魅力でした。
私はアメリカに来た当初、「とにかく早く英語を勉強したい」と思っていたので
まずはこのクラスに参加しようと思っていたのですが
ドアの前に思いっきり『子供の入室禁止』と貼り出されており
当時まだ娘の面倒を自分で見ていた私は断念したのでした。
※子どもと一緒に参加できるものもあるので、それはまた別でアップ予定です。

なお、私はこの時点では娘の預け先の見通しがたっておらず断念しましたが
勉強など将来性のある自己投資に関しては、やる気があるならどんどんすべきだと思っています。
子どもが居るから無理・・・と諦めてしまう前に是非一度こちらの記事をお読みください!

日本の主婦(夫)が捨てるべき&身につけるべき感覚
私は主婦です。独身時代は会社勤めをしていましたが、結婚してからというもの、働きに出ていません。結婚とともに派生した海外移住という環境の変化に加え、妊娠、出産という人生の最大のイベントがあったので、もはや主婦以外の選択肢があ...

話は戻って、続いて教会でのESLクラスについて。

アメリカは困っている人を救済すべしという精神がものすごいと個人的には感じています。
それは英語で困っている人を救うという事にも繋がってだと思うのですが
教会によっては無料でESLクラスを開いているという話を聞きます。

私は参加したことはありませんが、もしお近くの教会でESLクラスが開催されているならば
そこへ行ってみるのも一つの手だと思います。
信者かどうかに関係なく、基本的にWelcomeな雰囲気の教会がほとんどかと。
教会の方って「なんでこんなに?」っていう程優しい事が多いので
ただでさえ慣れない英語環境で他の余計な心配をせずに済みそう・・・

というのが私の見解。

Adult Education(アダルトエデュケーション)

上記でご紹介した内容ではちょっと物足りなさそう・・・とお思いの方には
Adult EducationのESLクラスがオススメです。

Adult Educationとは文字どおり成人教育。
これは成人住民の誰もが平等に知識や様々なスキルなどを学べるよう
各市ごとに設置されている機関です。

仕事に役立つスキルや料理、写真、音楽、運動各種など
幅ひろ~く様々なクラスが開講されています。
日本のカルチャースクールのような所というとイメージを掴みやすいでしょうか。

その中の1つとしてESLがあります。
クラスは有料だったり無料だったり。
またSpeaking&ListeningWriting&Readingなど目的別に分かれていたり
PCスキルを英語で学ぶESLクラスなどがあったりもします。

これは施設によるので、通えそうな範囲にあるAdult educationを見比べるのもアリです!
私も実際に通った経験があります。
クラスに入るまでの流れ、どんな雰囲気か、どんな内容を勉強したかなど
私の一例ではありますがご紹介していますので
Adult educationに興味がある方は是非こちらの記事もチェックしてください!

Adult EducationのESLってどんなクラス?
Adult EducationのESLってどんな雰囲気なの?どんな内容を学べるの?筆者が経験を元にアダルトエデュケーションでのESLクラスの一例をご紹介!アメリカで英語を学びたいけれど何に通うべきか悩んでいる方は是非参考にしてください。

Community College(コミュニティカレッジ)

カレッジと付くと、急に背筋をピンッとしたくなりますが
日本人の間では『コミカレ』なんて呼ばれたりする事もあるようです。

なんだか『コミケ』みたいで幕張メッセや東京ビッグサイトを連想するのは私だけでしょうか。


はい、どうでもいいですね・・・。

さて、こちらもAdult educationのように
『地域住民が平等に学ぶ機会』を得られる目的で設置された教育機関で
アメリカ全土、各都市ごとにキャンパスがあります。
職業基礎を学んだり、一般基礎教養を学んだりできる場で
日本の短大や専門学校をイメージするのが一番印象を掴みやすいでしょうか。

大きな特色としては『4年生大学への編入プログラムがある』ということ。
つまり、Adult educationよりもアカデミックな授業を受けられる場です。

もちろん全員が全員4年生大学を目指す人ばかりでは無いので
そこへ身を置く事にあまりプレッシャーは感じなくても良いかと思います。

さて、ここへきて心配なのが費用面。
私もAdult educationへ通う前に、このCommunity CollegeのESLクラスへ行こうと
クラス分けの試験まで受けに行って、レベル分けされ、あとは最終手続きさえすれば・・・
という段階まで進めたことがあるのですが、算出された費用を見てビックリ!!!
1つのクラス(2時間授業を週2回、約3ヶ月)取るだけで
こんなにするの???という金額(確か$1600くらい)で
ちょっと我が家の財政的に今は無理だね、となり『その時』は止めました。

『その時』というのは、この時点で私はまだアメリカへ来て1年経過しておらず
州の住民としてみなされなかった為に授業料が高く算出されたのです。
(州をまたいで引っ越しするとまた1年待たなくてはなりません)

なお、コミカレによっては無料のESLクラスを開講しているところもあるので
お住いの地域にあるコミカレ情報を見比べてみることをオススメします。

ちなみに私は現在、コミカレのESLクラスに通っています。
こちらの様子も今後レポートしていきたいと思います!

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました