アメリカで鯛の姿焼をつくる 鯛の仕入れ・焼き方・盛付けのヒント

アメリカ生活

鯛の英語名

英語名がわからなくても見た目で判断できそうですが、本当に鯛であっているのか不安になりますよね。

Ouchi
Ouchi

鯛の見た目は大体わかるけど確信持てるほどあたしゃ自信ないよ・・・。

鯛はRed Snapperというそうです。
鯛にもいろんな種類があるので、それぞれの名前まで覚えるのは大変だし、とりあえずSnapperと付いてるものを買えば良さげだなと勝手な解釈をして買い出しに出かけました。

ブラックOuchi
ブラックOuchi

テキトーだな、おい!

売っている場所

  • 日系スーパー(マルカイ・ミツワ・ニジヤなど)
  • 中華系スーパー(Ranch99など)
  • 韓国系スーパー(H Martなど)

お店の鮮魚コーナーの大きさによって取り扱いがない場合も。
Whole Foods等アメリカのスーパーでも売っているかもしれませんが、未調査です。

買い方と処理のお願いの仕方

日系スーパー(マルカイ)ではすでに下処理済みのものがパックされていました。
2回別の日にチェックに行きましたが、1度目はお正月シーズンだったからか、日本から輸入されたお高めの鯛が並んでいました。

この日並んでいたのは$18.9/lbというレンコ鯛(キダイともいうらしい)でした。
大きさによりますが全て$25前後で並んでいました。

別な日に行ったら、店頭に並んでいたのは2匹だけ。種類も値段も違いました。
こちらはおそらく毎日店頭には出ているものだと思われます。

$12.98/lbでレンコ鯛より遥かに安い!こちらはニュージーランド産。
1匹あたり$10前後でした。

私は結局Ranch99という中華系スーパーで買いました。
こんな感じで陳列されています。

同じニュージーランドさんですが$8.99/lbで日系スーパーより安い!
氷で冷え冷えにされているので鮮度も保たれていそう。

トングを使って好きなものをピックアップし、鮮魚コーナーのお兄さんに渡すと計量して値段を確認&値段シールを発行した後、鱗や内臓の下処理してくれます。

が、この下処理のお願いの仕方が肝心!

Ouchi
Ouchi

鱗を取って、頭やヒレ、尻尾は残して中だけ綺麗にして欲しいです。

Please clean surface and inside.
Don’t cut head, wings, and tail, please. I would like to keep them.

こんな感じの英語でお願いしました。
単語や文法がおかしいかもしれないけど、伝わればOK!ってことで・・・。

お兄さん
お兄さん

OK

対応してくれたのはおそらくメキシカンのお兄さん。
本当に私の意図が伝わったか若干不安な生返事だったので、処理する様子を凝視。
慣れた手つきで鱗を削ぎとってくれて、大丈夫そうかな?と思った瞬間・・・


バスン!

Ouchi
Ouchi

え・・・?

なんと、思いっきり尻尾を切られてしまいました・・・。
これには私も思わず「Noooo!!!」と叫んでましたよね。
「I want to keep the tail(涙)」と言っても尻尾は元には戻りません・・・。
これでは鯛の姿焼に込められている願い「首尾一貫」にならないよー(涙)
お兄さんはこちらをチラッと見るも、ちゃっちゃとエラや内臓を取り出してビニール袋に鯛を入れ、何事もなかったかのように「はいよ」と言わんばかりに差し出してきました。

しかしここで負けるわけにはいかん!
我が子のために何としても姿焼を作るんだ!
そうさ、ここは返品大国アメリカ!

気持ちを強く持って抗議してみました。

Ouchi
Ouchi

I told you that I want to keep head, wings and tail.
Don’t cut them.
I want another one.

すると、お兄さんは「やれやれだぜ」とでも言いたそうにWhich number?と上の方を指差すのです。
「へ?」と思って見上げると、なんと、こんなサインがありました。

Ouchi
Ouchi

うそ〜ん!こんなんあったんかい!

でもこれ、1でいいのかな?
1ってはっきり言っちゃって違ったら嫌だな・・・。
もういっその事処理をお願いしないで自分でやるべきか・・・。
と頭をよぎりましたが、キッチン狭いし汚したくない・・・。

というわけで、もう一度説明。
負けるな私!

お兄さんも若干キレ気味に
「わかったよ、好きなのもう一匹選んで。中だけとるよ。いいか?」と。

それからまたお兄さんの処理する姿をガン見。
包丁を振り上げそうになったら「あー!!!」と声が出てしまったけども、今度は尻尾を切られることなく処理してもらえました。

お兄さんありがとうー!
ちなみに尻尾を切られてしまった下処理済みの鯛はそのまま売り場にバックされました。誰か買ってくれるといいなぁ・・・。

姿焼の焼き方

①まず全体を流水できれいに洗います。我が家は金曜日に買ってきて日曜日にお食い初めだったので、念入りに洗いました。


②キッチンペーパーで水気を拭き取った後、塩を全体に振って10分程放置。

③また水気を拭き取ったら形の形成です。
勢いの良い鯛に見えるように一工夫。
まずは尻尾をヒュンと格好よくうねらせます。
私は家にあったダイソーの竹串(18cm)を使いました。
尻尾から目の近くに刺します。
尻尾に刺すのに結構力が要るので、滑って指をさしたりしないように注意してください。

④次に化粧塩を付けていきます。
これは縮まっているヒレをきれいに広げるためと焦げやすい部分を保護する目的です。ヒレを優しく引っ張って開きながら塩を擦り込んでいきます。
「塩ぬっただけでヒレがそんな簡単に広がるんかい?」と思ってましたが、思いの外ちゃんと広がりました。塩の力おそるべし。

⑤次に、ヒレは焦げやすいのでアルミホイルで覆います。

⑤ここまでできたらあとは焼くだけ!
アメリカの家はデフォルトでオーブンが付いているのがほとんどなので、大きめの鯛でも問題なく焼けちゃいます。
私は400℉に余熱したオーブンで15分焼きました。が、ちょっと物足りなさそうだったので10分追加しました。
その後オーブンは切って余熱で放置すること10分ほど。
全体に塩の振りがたりなかったからなのか?
パリッと感があまり出ませんでしたが、まぁ良かろう!

飾付けのヒント

ここはアメリカ。
限られた物しか手に入らない中で、もうダイソーには足向けて寝られません!
と言うほど、ダイソーのとあるもので雰囲気爆上がりしました。
それがこちら。

そう、ご祝儀袋。
アメリカのダイソーでは売ってないかなと期待少なめに探しに行ったらありましたー!
水引きが欲しかったんです、私は!
水引きを添えるだけでグンとお祝いの雰囲気を醸しだせちゃいます。
と、ここで私は気付いてしまいました。

Ouchi
Ouchi

あれ・・・もしかして袋自体も使えんじゃね?

そう、このご祝儀袋、袋の部分が和紙素材!
しかもこれ、裏面紅の紅白紙!?にくいねぇ!
というわけで、早速袋を開いてみると・・・

Ouchi
Ouchi

あれ・・・ん?え?紅ここだけ?(笑)

そりゃそうっすよね・・・期待しすぎた私が悪かったんだ・・・。
でも、白い部分だけでも十分使える!
というわけで、紅い部分をそ~っと剥がし、飾りも剥がし、少しずらして二つ折りにしたらかなりいい感じ!
更に使えるかもと買っておいたこれまたダイソーの和紙を上に乗せてみたら完璧!

お食い初めやお祝い料理の主役ともいうべき鯛の姿焼。
海外にいると準備もハードルが上がりますが、ダイソーのアイテムでお店に引けを取らない華やかさを演出できます。
是非チャレンジしてみてください!

コメント

  1. […] 問題は鯛!鯛についてはこちらで詳しく書いています。アメリカで鯛の姿焼をつくる 鯛の仕入れ・焼き方・盛付けのヒント歯固めの石は出処不明(笑)かな~り前に上の子のジャケッ […]

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