日本の主婦(夫)が捨てるべき&身につけるべき感覚

アメリカ生活
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私は主婦です。

独身時代は会社勤めをしていましたが、結婚してからというもの、働きに出ていません。

結婚とともに派生した海外移住という環境の変化に加え、妊娠、出産という人生の最大のイベントがあったので、もはや主婦以外の選択肢がありませんでした。

そしてこれから先、また妊娠、出産をするかもしれない(できればしたい)と思っているので

この状況を敢えて打破せず生活しています。

そんな中、一つのチャレンジとしてこのブログを始めました。

「自由な時間がいっぱいあっていいよね~」

「本読んだり、映画とかドラマとか見放題でしょ?」

「美味しいランチとか買い物とか、いつでも行けていいなぁ」

主婦(夫)と名乗るとそんな風に思われがち。

そもそも主婦(夫)というのは会社勤めをしていない、つまり家族の誰か(主に配偶者)の収入で生活しているということ。

なんかそれだけで心もお金も”ゆとりがある”だなんて思われてしまいそうだけど、私は声を大にして言いたい!

「違う、違う、そんなんじゃ、そんなんじゃなーい!」

鈴木雅之もサングラスをギラつかせ、人差し指をチッチッチとしながら私を脳内サポートしてくれているので、勇気をもって主婦の心の内を打ち明けます。

”働いてない=消費しかしていない”という罪悪感

これは個人の感覚的なものなので、主婦(夫)の皆が皆ではないかと思いますが

”働いてない=消費しかしていない”という罪悪感に苛まれがちです。

パートナーに稼いでもらったお金には、自分で稼いだお金ほど自由さなんてなかなか感じられません。

だから主婦(夫)というと「稼いでいない分、家族のために尽くすべし」みたいに思いがちだし、家族からもそう思われがち。

でも本当にそうあるべきなのでしょうか?

”自分の時間=ほぼ家族のための時間”の呪縛

私は主婦として自分を含めた家族のため、そして自分のためだけに使う時間をしっかり切り分けるべきだと思います。

主婦(夫)だって一人の人間なのだもの。

自分の自由な時間を確保するくらい当然の権利!

と偉そうな事を言っていますが、そんな風に思えるようになったのはごく最近です。

しかし、ここで難しい問題が。

それは子どもの存在。

私には娘が1人います。

現在プリスクール(日本の幼稚園や保育園にあたるもの)に通い、自分でできることが増え、徐々に楽になってはきていますが、それでもまだまだ感じること。

それは時間のコントロールの難しさ。

娘には娘のタイミングがあり、それを無理矢理ずらしたりすると彼女は嫌なわけです。

きちんと説明して理解させれば大丈夫な時もありますが、その説明も丁寧かつ分かりやすく、きちんと向き合って伝えなくてはいけません。

わかってくれればもうそれだけでラッキーですが、そうじゃないことも多々。

だから子育て中の主婦(夫)は更にできる事に限りが出てくる。

だってやりたい事をやりたい時にできるとは限らないのだから。

そんな時、「今日もこれできなかった」と自分自身を責めがちだけれど

そんな必要は全く無いし、ましてや誰かから責められるなんてのは、あってはいけないと私は思うのです。

マイナスな方向に考えるのではなく、「やった、これやれたラッキー!」と思うしかない。

でも、それでもやっぱり”済ませたい事”というのはつきもので、それを済ませるためにはどうしたら良いのでしょう。

なるべく余白の時間を取って、余裕を持った行動をするしかないんですよね。

もちろん自分の時間から余白を捻出して。

意外と考えた事がなかった夫の思い

私は夫から言われてハッとした一言があります。

「君は何が好きで、これからの人生で何をしていきたいの?」

こう聞かれた時に何も答えられない自分がいました。

やりたいと思う事は色々あるけれども、育児に追われて全てを子どもに注いでいたら

自分の好きな事ってなんだっけ?と、頭が真っ白になったんです。

独身時代だったら色んな選択肢があったのに、結婚して子どもを持った途端に

全ての最優先が家族(特に子ども)になり、そんな事を考えることすらしてこなかった私。

確かに子どもも夫も大切だし、一番に考えるのは決して悪いことじゃない。

でも人生長い目で見た時、私はどうしていきたいんだろう・・・。

それを機によく考えるようになりました。

この質問をした夫の意図も何だったのかと考えるようにもなりました。

そして気付いたのは”私も一人の人として輝いているべき”ということ。

妻、母、主婦などという枠にとらわれず

やりたい事に挑戦してイキイキとしていて欲しい

夫からのそういうメッセージだったのかなと。

”主婦(夫)だから・・・”なんて思う必要は全くなくて

チャレンジしてみたい事にはチャレンジするべきだし

その為の協力は家族みんなでしていこう。

一人一人が輝いてこそ、家族全体のが輝く。そういう事なのかなと思うのです。

金で解決して何が悪い!

でも未だに”家事は私が私の時間を使ってやらなきゃ感”は拭えていません。

主婦(夫)の代表的な家事というと、掃除、洗濯、炊事。

皆してそうですよね。

はい、私もやってます。

炊事は毎日だけれど、洗濯に関しては私は毎日はしません。

洗濯物が溜まったらする感じ。

掃除は細々としたこと(食べカスを見つけたら掃除機をかけたり)は頻繁にやっているけれど

トイレやシャワールーム等の水周りなんかは週に1回に止めています。

「まだいっか」と思える時は2~3週間に1回、やらない時はもっと・・・なんてことも。

でも一人暮らししていた時はもっとしていなかったなぁ・・・あはは。

もちろん来客があるのがわかっている時はその直前に掃除するけれど、そうじゃなければ、よほど汚れたりしていない限りは無理矢理やる必要ないかなって思ってしまうんですよね。

そんな事を言うと「時間もてあまりてるのに掃除もちゃんとしないの?」なんていう声が飛んできそうですが、時間て誰にでも平等で有限なものであって、それをどう使うかはその人次第なはずでは。

いいんです、家事はやれる範囲で。

いいんです、苦手なら無理にやらなくたって。

他にやりたい事、やらなければいけない事があるのなら、そちらをやった方が良い場合が多い。

そのチャンスを逃してしまう方がもったいない!

そもそも家事って”いえのこと”なわけですから、家族全員が”やる人”の対象なんです。

主婦(夫)だけの仕事ではありません。

極論を言ってしまえば、家事代行を雇ったっていいわけです。

さらに言うと、「子どもが居るから」と諦めるのももったいない!

アメリカでは「母だから」と何かを諦める雰囲気を日本ほど感じません。

子どもを預ける事のできる環境や文化の違いはあると思いますが、

日本もベビーシッターや託児サービスが普及してきています。

そういったサービスを利用するのも、日本的感覚だとどこか引け目を感じがちですが

使わない手はないです。

お金で解決できるなら、どんどんその手を使っていこうじゃありませんか。

そしてどんどん色んな事にチャレンジしていこうじゃありませんか!

家事や子どもの面倒はだれかに頼めても、自分のやりたい事は自分にしかできません。

それで自分や家族に価値ある経験や収穫があれば万々歳!

ちなみに我が家は娘のプリスクール代を払うのでいっぱいいっぱいなので(涙)

家事代行やプリスクール以外の時間帯でベビーシッターを頼めるほど経済的余裕は無く

主に私(ときどき夫)でやるんですけどね(笑)

でもプリスクールがアウトソーシングでもあるので、金で解決してますよ、ええ!

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