突然ですが、皆さんは高橋優というシンガーソングライターをご存知でしょうか?
きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う
高橋優「福笑い」より
このフレーズ、一度はどこかで耳にした事がある方も多いのでは。
彼が一躍有名になるきっかけとなった『福笑い』という曲のサビです。
私はこの曲に支えられ、大好きになり、鬼リピートして聞いていた時代がありました。
この曲に出会う以前、バックパッカーで世界のあちこちを巡っていたことがあり
英語も通じない所へ行きまくっていました。(英語圏を避けていたともいう)
そこでどうやって現地の人とコミュニケーションをとるか。
言葉なんか通じなくても笑顔さえあれば心通じあえる。
ニコッとしたら、なんとなく仲良くなれちゃうFU・SHI・GI♡
ってことで、めっちゃ共感!!!
そんな私がひょんな事から日本人ではない夫と国際結婚することになったのは
この曲に出会って4年後のこと。
まさか自分が結婚、しかも国際結婚するとは思ってもみなかったので
その時ばかりは「あれ、この曲、私のための曲じゃね?」と思うほどに。
だって、私ったら英語なんて中学・高校で勉強しただけで
大学受験を終えてからは、せっかく覚えた英単語がそもそも十分じゃなかったと思われるのに
そゃあもう、忘れる一方。
それでも一人で海外にポンポン行ってはいたので
旅先で込み入った事が起きなければ何とかなるレベル。
(旅行で必要な英語は大体決まった文言だったりするので)
ネイティブスピーカーが現れたら、それこそ笑顔で乗り切るタイプ。
そんな私の場合の国際結婚についてお伝えしていきたいと思います。
英語ができなくても国際結婚できるか?という問いに対してはYes。
国際結婚と一言で言ってもいろんなパターンがありますよね。
①相手が日本語を話せる
言語習得が得意な方って世の中には結構いて
趣味で日本語勉強してペラペラって方にもよく遭遇します。
日本語って本当に難しいのに(日本人の私でさえそう思う)本当にすごいなぁとただただ尊敬。
このパターンだと自分は気楽ですね。
それで居住が日本だったら更に。
でも日本語で話せてしまうので、相手の母国語習得するのが大変かも?
②相手の母国語がペラペラパターン
留学やワーホリ中に出会ったりされる方はこのパターンが多いのでは。
相手は日本語ができなくても、相手国に居住し自分が話せれば生活にはあまり不自由しないはず。語学学習をしっかりされた方が辿り着けるところ。
こちらのパターンも本当に尊敬しかない!!!
③お互いが第二言語を使う
例えばロシア人と日本人のカップルが英語を使ってコミュニケーションを取るといった具合に
お互いの母国語ではない、他の言語を使うパターン。
この場合、どちらか、もしくは双方がお互いの母国語を学習することも多いのでは。
そして複数の言語をmixしたその家庭独自の言語のようなものが生まれるパターンも。
これは居住する場所の言語も大いに関わってきます。
ちなみに我が家は③です。
私の夫の第一言語は中国語、私は日本語。
私は大学時代に中国語をかじった事があるので、全くの0ではないですが0.1みたいなレベル。
夫は私と出会う前に趣味で日本語を勉強していた時期があるらしく
カタコトの”カタ”レベルでほんの少しだけ日本語を話します。
そんな私たちの共通言語は、そう英語。
英語以外の選択肢がないー(涙)
でも私英語そんなに話せないー(涙)
英語が話せない私はどうやって夫とコミュニケーションをとっているのか
「英語が話せないとか言って、どうせ話せるんでしょ」と言われれば
「ええ・・・、まぁ、話します・・・」としか言えません。
全くダメかと言えば、そうではないのも事実。
中学と高校で英語の勉強してきたし、海外に行くのも好きだし。
でもそれだけじゃ生活していく上ではやっぱ全然足らないんです。
じゃぁどうしているのか。
①筆談
これは中国語と日本語だからなせる技。
漢字ってほんっと素晴らしい!!!
でもたまに全然違う意味になったり
お互い使わない字もあったりするので、これで万全というわけではないですが
なかなか出てこない英単語を調べたりするより遥かにスピーディー!
②お互いの言語を学ぶ
これは永遠のテーマです。
アメリカへ来る前は中国語圏にいたので、私もほんの少し勉強しました。
でも出産と育児でそれどころではなくなってしまったのと
夫が何でもこなしてくれて実践の場があまりないままアメリカへ来てしまったので
0.1が0.2になった程度で止まっています。
逆に夫は、私が娘に対して100%日本語で話すようにしているので
それを聞いてどんどん吸収し、娘に対して日本語を話す実践も積んでいるので
私より遥かに進歩している様子。
く、くやしい・・・。
③私が英語力を上げる
もう、アメリカへ来た以上、これに尽きます。
夫はアメリカ留学していたので、その準備で相当英語を勉強したと言っていたし
現在アメリカで働いているので、そもそも私より遥かに英語できるんですよね。
一方の私は、育児ボケと加齢で脳みそは退化の一途を辿るばかり(涙)
結婚してから夫との会話の中で学んだ英語もありますが、それもほんの僅か。
もうここでは、これは絶対必要条件になりました。
英語でのコミュニケーションですら微妙な我が家の良し悪し
きちんと言語を習得しているにこした事はないですが
全然スムーズじゃないコミュニケーションにも意外と良い点はありまして
<良い点>
・余計な事うほど言葉達者じゃないので、余計な事すら言わずに終わる
(日本人同士だったら些細な一言で喧嘩になったりしそうだけど、全く無い)
・言葉で言うより行動
(思いやり精神!相手に何かお願いするよりまず行動。「ティッシュ取って」くらいは言うけど)
・相手の言語を学ぶ意識の保持
(先程も言ったように、永遠のテーマ)
<悪い点(というか、ちょっと困る点)>
・手続き関係、医療関係はマジ辛い
(難しい単語が出まくるので、お互いしんどい)
・思い違いの発生
(主に私の言葉の受け取りミスが多く、うっかり八兵衛になることも)
・子どもの言語教育をどうしていくか悩ましい
(現在は3言語飛び交っていますが、今後どこに重点を置くべきか)
など。
これはあくまでも我が家の場合なので、ご家庭によって様々だと思います。
正解なんて存在しないし、こうあるべきという指標もありません。
一つ言えるのは、家族みんなが幸せに暮らせることが重要で
それにはやっぱり笑顔が大切!
なんですが、私はアメリカへ来て「笑顔では全く事足りぬ」と顔面パンチくらっているので
この歳になって英語を必死こいて勉強することにしたのです。
それは、ここで成長していく我が子のためでもあり、自分の身を自分で守るためでもあります。
今後、私がアメリカに来てから経験した英語クラスや、勉強方法もアップしていく予定です。
駐在等の帯同でアメリカに来たけれど、英語の勉強に踏み出せずにいる方や
「いまさら英語とか無理」と諦めかけている方の励みになるような記事を書いていければと思っています。
お前が英語しっかり身につけてから言えよって感じですが
進化を遂げるのか、はたまた退化の波に逆らえぬのか
身を粉にして現在進行形でお届けして参りたいと思います!