最適のESLクラスで英語を勉強するための心得

英語学習

アメリカで生活する上で、できるに越した事ないのが英語。
四六時中、英語のできる家族を拘束するのは現実的では無いし
通訳してくれる方を雇えば出費も嵩むので誰かに頼りっぱなしの生活にも限界はあります。
できなくても、まぁなんとか生活はできますが
英語が理解できないと損する事が多々あったり
危険な目に遭ったりする可能性だってあります。
自分や家族の身を守る為にも、そしてより楽しい生活を送る為にも
せっかくアメリカへ来たのならば英語を習得したいですよね。

今回はアメリカで英語を習いたいけれど、なかなか踏み出せずにいる方に向けて
時間も手間も最小限にして効率良く英語を習得できるよう
私が通ったステップの実例を交えてお送りしてまいります。

ESL(English as a Second Language)クラスについてどんな種類があるかは
以前こちらの記事でご紹介しました。
自分はどれを選べば良いかイメージがつかないという方は
是非参考にしていただければ幸いです。

ESLって何?アメリカに住むなら英語を勉強したいと思っているあなたへ
アメリカに住むのなら挑戦したいのが英語学習。アメリカには移民のための英語講座があちこちで開かれています。大きく分けて3つ。どんなレベルで、どんな内容を、どんなスタイルで勉強したいのか。どうしたらよいかわからない方の一歩踏み出すきっかけになれたらと思います。

自分の英語力を過小評価することなかれ!

きっとこの記事を読んでくださっている方の多くは
自分の英語にあまり自信を持てていない方が多いと思います。
私もそうでした。というか、今でもそうです。
しかし、いざESLクラスに通ってみるとあなたも意外とアドバンテージを感じるかもしれません。
なぜなら、誰しもが中学校から英語を学び、ほとんどの方が高校でも英語を勉強していますよね。
日本の英語教育は読み書きばかりだと否定されがちですが
高校までの英語学習がきちんと身についてさえいれば、実はかなり英語が理解できる人です。
私は今、TOEFLで100点を目指して勉強に励んでいますが
どんなに難しそうに見える英語の文章でも、全て高校までに習った文法や構文が元になっている事を改めて思い知らされています。
だから、高校や大学受験で英語をガッツリ勉強した経験がある方は、十分勉強していたんです。
「高校で習ったことなんで忘れちゃってるわ!」という方。
そうは言っても、0ではないじゃないですか!!!
日々の生活の中で耳にする英単語もありますし、昔勉強した何かしらは必ず残ってるはずです。
私たちが苦手とするのはリスニングとスピーキング。
これはもう、結論を言ってしまうと量をこなすしかないので一緒に頑張りましょう!
でもこれも高校までに学習したベースがあってこそです。
そういった意味では、もうあとは頑張るだけの所まで来ているんです!

まずは自分の英語力を知るべし

英語に苦手意識があると自分を過小評価しがちな私たち。
本当に自分に見あったクラスを自分で選ぶのは結構難しいことです。
「このくらいのレベルが妥当なはず」と思って入ったクラスが簡単すぎたり、難しすぎたりしたのでは、せっかくの時間がもったいない!
もしあなたにやる気が少しでもあるならば、いつでも誰でも入れるクラスを選ぶのではなくAssessment test(測定試験)Placement test(クラス分け試験)を受ける事を強くオススメします。
自分の現段階の英語力をしっかり測定してもらい、的確なクラスを取る事が大切です。
なお、これらのテストがあるかどうかは、各アダルトエデュケーションセンターやコミュニティーカレッジのクラスによります。
詳しくは興味のある施設や学校のWebサイトをチェックしてみてください。

試験内容も学校によります。
私は過去に2度コミュニティーカレッジでAssestment testを受けた事がありますが
下記のような違いがありました。

コミカレ①では
リーディング
(PCで試験。イディオムや文法の問題がメイン。制限時間あり)
・ライティング
(お題に沿ってエッセイを手書きで書く。時間制限あり)


コミカレ②では
・リーディング
(PCで試験。あまり長くない文章を読み、その内容を問われる問題。時間制限無し)
・リスニング
(会話を聞き、問いに合った選択肢を選ぶ問題。時間制限は無いが音声は2回までしか聞き返す事ができない)
・ライティグ
(お題に沿ったエッセイを手書きで書く。時間制限あり)


いずれもエッセイの筆記試験があり、その結果を含めた総合的な判定が出るまでに2~3日時間が掛かりました。


また、アダルトエデュケーションでも試験を受けた事があります。
各地のアダルトエデュケーションプログラムにもよりますが
私が行っていた所では無料のクラス(月~金、毎日9時~12時)に入る場合に必須でした。
内容は下記の通りでした。

・簡単な面談
(名前や出身地、アメリカにどのくらい住んでいるのかなどの質問に答えます)
・リスニング
(PCで試験。会話を聞き、問いに合った選択肢を選ぶ。時間制限は無いが音声は2回までしか聞き返す事ができない)

最初に本人確認を含めた面談がありました。
面談と言っても、試験官が受験者の前にやってきて、名前の確認と簡単な受け答えをするもので、ここで超初級者かそれ以上に分けられ、それぞれに合ったリスニングの試験を受ける形でした。

そもそもこのテストは受入れ可能な人数しか受験できないので、
テストを受ける=いずれかのクラスへ入れるというものでした。
すべて回答を終えた人から順に試験官の所へ行ってオリエンテーションの日程を言い渡されました。
私もやっと無料クラスに通えるとウキウキしながらオリエンテーションへ出席したところ、まさかの除外となりました。

「テストの結果からあなたが受けるレベルのクラスがもうここには無いわ。Congraturation!」

つまり、私はテスト結果が良すぎて通えなくなるという事態に陥ったのです。

その後、その担当者が個別面談をしてく
目指すレベルなぜ、何のために英語を勉強したいのかなどを話し私に合った提案をしてくれました。
それが今回通うことになったコミュニティーカレッジだったのです。
この担当者というのが実はTransition Specialistという肩書きの方。
私が住んでいるエリアのアダルトエデュケーションやコミュニティーカレッジでは
相互で連携を取り、ESLに限らず学びたい人が適切なクラスを取れるよう働きかけてくれるスタッフが配置されているようで、私がお世話になった方はとても親切丁寧に色々な提案をしてくれました。
どうしたら良いかわからない場合はTransition Specialistを頼るのも一つの手かと思います。
(詳しくはお住いの地域の情報をご確認ください)

テストが無いクラスしかない場合

いつでも誰でもウェルカムなクラスへ通う場合、ご自身の判断でクラスを選ぶことになります。
この場合こそとても難しいですが、もしいくつかレベル分けがされているならば
私は「このレベルでも付いていけるか不安だなぁ」くらいのレベルに入る事をお勧めします。
なぜなら、少し上のレベルのクラスでは自分よりも英語ができる人と会える確率が高く
そのような人たちの中に身を置いた方が自分も引っ張られて絶対伸びるからです。
自分の心地が良すぎるレベルでは得られないものがそこにはあるはず!
是非恐れずに飛び込んでみてください!

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