アメリカでの妊娠・出産 バースプランて無くちゃダメ?悩んで結局作らず出産した私の場合

妊娠&出産

バースプランて無いとだめ?

『Birth Plan』これはよく聞く単語ですねぇ。
その名の通り、分娩時やその前後の希望・要望をまとめたプランです。欧米では事前に作成し分娩時にドクターやナースとその内容を共有するのはメジャーなようです。

Ouchi
Ouchi

最近は日本でも妊婦さんのバースプランによりそってくれる産院も結構あるようですね!

私はわりと早い段階の妊婦検診の時にドクターから「バースプランも考えておいてね!」と言われましたが、特にこれといった要望も無く、無事に生まれてきてくれたらそれでいい!それでも作った方がいいのかなぁ・・・と思いながら一方では「無くてもなるようになる!」と思っていたので、作ろうかどうしようか、作るならどんなものを作ればよいのか調べなきゃなぁ~なんて呑気に構えていたらあっという間に38週を迎え、思いもよらない展開で分娩に突入していった口です。

つまり私は結局バースプランは作成してません(笑)
無くても全然大丈夫でした!!!

まぁ、そもそも要望もほぼ無かったので、確認事項は都度ナースやドクターから聞かれて答えて終わりでした。でももし作るならバースプランは主に下記のような内容を記しておくと良いようです。

ブラックOuchi
ブラックOuchi

いや、作ってないお前が言うな(笑)

出産現場で確認されたこと

無痛分娩の希望の有無

アメリカでは無痛分娩は保険が適用されるので、結構使う妊婦さんは多いようです。私は1人目を台湾で生んだ際、無痛の希望なんて考えたことも無かった上、陣痛から出産まで2時間ちょっとという超絶スピード安産だったので(病院に着いた時点気分的にはでもう出そう!みたいな状態でした)今回もおそらくスピード出産、しかも経産婦だしスピードアップして麻酔なんて入れてもらう余裕がないんじゃないかと思い、使うか使わないかの決断をしかねていました。
入院してLDR室(陣痛も分娩も出産直後の処置もこの部屋で行われる)に通されるとナースから無痛の希望を聞かれました。それでも私はまだ決めかねていました。

ブラックOuchi
ブラックOuchi

おせーよ!決めろよ!優柔不断な人、迷惑〜(笑)

Ouchi
Ouchi

麻酔すると固形物摂っちゃいけないらしい・・・そんなの辛っ!
あたしゃギリギリまで何か食べていたいんだよぅ・・・。
でも今回は破水から始まったからどのくらいの時間陣痛に耐えなきゃいけないのかわかんないし麻酔した方がいいかなぁ・・・。悩む・・・。

結論から言うとギッリギリのタイミングで「やっぱ麻酔お願い!」と打ってもらいました。結果的にある程度、いや、だいぶ痛みを味わってから打ってもらうというドMっぷり(笑)麻酔医がその絶妙なタイミングで手が空いていたのがラッキーでした。詳しくは分娩編へ。
『絶対に無痛分娩で産む』と決めている人は麻酔医の手を確保するためにもあらかじめ伝えましょう。

へその緒をパートナーに切ってもらうかどうか

へその緒のカットについては事前に夫に希望をきいたところ「僕はプロフェッショナルじゃないからやらない」と言っており、「いやいや、プロじゃなくても記念に切っていいんだよ!そうそうできる体験じゃないからやってみなよ!」と勧めたものの全く乗り気じゃ無く・・・。本人がその気じゃないないらまいっか、となりました。
実際出産直後にドクターから「切る?」と聞かれた夫は全く同じ返答をしていました(笑)

Ouchi
Ouchi

なんなら私が自分で切ってみたかったわ。
そう言ってみればよかったなぁ(笑)

割礼の有無(男の子の場合)

これぞアメリカっぽさ!と思っていましたが、アメリカに限らずヨーロッパやイスラム圏では割礼する場合が多いみていですねー。宗教上の習慣だったり衛生面を考慮してらしいですが、我が家は夫も私も『やらなくていいよね派』だったので手術は受けませんでした。
「割礼しません!」と事前に伝えないと勝手に割礼されてしまうこともあったりするのかな・・・と若干の不安はありましたが、事前に小児科医とはオンライン面談をした際、割礼しない旨と伝えていたし、大丈夫だよねぇ・・・と思い込む我々夫婦。
ところが翌日の小児科検診は担当のドクターがお休みで同じグループの別のドクターがくることに。念のため前日の夜にナース経由で確認されました。(するならするで準備があるのでそりゃそうですよね)その際に「No」と伝えたら「OK! Good!」と言われ終了でした。

母乳でいくかミルクにするか

母乳を授乳希望かどうかは、母乳育児にしようと思っていたのに病院側からミルクをあげられてしまったということを避けるためのようですが、出てきた直後からカンガルーケアしつつ早速おっぱい吸わせるようナースに言われ、その後もずっと母子一緒で、勝手に何かされるような心配はありませんでした。
分娩後に病室へ移ると担当ナースに開口一番「母乳でいく?それともフォーミュラ(アメリカでは粉ミルク&液体ミルクの事をそう呼ぶ)?」と聞かれました。

Ouchi
Ouchi

え?究極の二択?今決めるの?
状況次第っていう選択肢ないの・・・?

私はとりあえずまずは母乳のつもりでいたのでその旨伝えましたが、吸われてはいるけど、出てるかわかんないとナースに言ったところ「フォーミュラを飲ませたいなら持ってくるよ」とは言われました。でもあまり必要性を感じなかったので(生まれてすぐは母乳もほぼ出てないけどそもそも赤ちゃんも飲んでるのか飲んでないのかレベルなので)ミルクをお願いすることはありませんでした。

確認されなかったこと

会陰切開希望の有無

これについてはドクターの判断に委ねたいと思い特に希望も言わず、またドクターやナースから確認されることもありませんでした。

バースプランに盛り込む人は多そうだよね。

日本では自然に任せた裂け目は複雑になりやすく縫合もしにくいため、あえて先にキレイな切れ目を作るというのが会陰切開の理由かと思います。
私も台湾で迎えた1人目の出産の時は会陰切開されたような気がします。いや、ぶっちゃけされたかされてないかあやふやなんですが、お産が急激に進みすぎていずれにせよかなりのダメージを受けました。その時は1~4段階のうち3でした。(1が一番軽い症状)
今回は経産婦ということもあり、会陰も伸びでくれるだろうと、いや伸びておくれよ!という願いもありつつ、英語の妊婦アプリで読んだ情報によると最近では会陰切開しない方が治癒が早くメジャーになってきているとのことだったので、もうお任せ。仮に「希望しない」と言っていたとしてもドクターが医学的に必要と判断した場合は切られるだろうし、その時はその時だと思って。結果的に今回の裂傷は1~4段階のうち2でした。なんにせよ傷は痛い!

唯一自らお願いしたこと

特にこれといった要望は無いといいながら、私には唯一これは是非!というものがありました。

Ouchi
Ouchi

胎盤を見たい!!!

実は私は今回の妊娠で胎盤からのへその緒が出てくる位置に異常があり、実際どんな風になっているのかどうしても見たかったのです。前回上の子の出産の時も見てみたいなぁという思いはありつつ、あれよあれよと処置が終わりドクターにもお願いしそびれてしまったので、今回の私の胎盤は普通じゃないらしいしなおさら見逃せない!!!

というわけで、赤ちゃんが出てきてからしばらくカンガルーケア(生まれたての赤ちゃんを胸の上に抱くこと)をしながらいつ胎盤が出てくるか待っていました。ドゥルンという感覚で「出たー!」とわかり、その後の処置をされつつタイミングを見計らってドクターに「見せて!」とお願いすると、デデーン!とそれはそれは立派な?胎盤を拝むことができました。「胎盤はこうやってあなたの子宮に付いていたのよ」と広げて見せてくれて、へその緒の位置関係も「普通はこうだけど、あなたのはこうだった」と教えてくれました。
もし胎盤を見たいという場合はバースプランに盛り込むと良いと思います。でも忘れられちゃう可能性もあるので、タイミング見てその場でお願いするのもあり!(自分が忘れないようにしないといけないけど笑)

納得のいく出産を迎えるために

出産は人生でそう何度も経験できない貴重な機会。そのかけがえのない時間をどう過ごしたいか、どのように赤ちゃんを迎えたいか、希望がある場合はバースプランにまとめましょう。

ブラックOuchi
ブラックOuchi

いやいや、作ってないお前が言うな(笑)

こんなこと希望していいのかな?と思うものでも言ってみるのはタダ!
でも、出産は何が起こるかわからないので、その時の状況次第になるというのは心に留めておきましょうね

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました