出生前診断の種類と費用

出生前診断を受けるかどうかは賛否両論あると思いますが、今回の妊娠で私はドクターから３種類のテストを紹介され、いずれも任意での検査ですが夫とも話し合った結果３つとも受けました。その違いやコストをご紹介します。

California Prenatal Screening Program

概要

カリフォルニア州の全妊婦さんに提供されるオプション検査（もちろんタダではない！）で、血液から下記の遺伝子異常を調べます。

• Down syndrome   ダウン症
• Trisomy 18   18トリソミー
• anencephaly 　無脳症
• open spina bifida 　開放性二分脊椎症
• abdominal wall defects　腹壁異常
• Smith-Lemli-Opitz Syndrome（SLOS）　スミス・レムリ・オピッツ症候群

検査のタイミングと種類

３タイプの検査から１つ選んで受けます。

①Sequential Integrated Screening

• １回目の血液検査（10週～13週6日）
• 超音波検査による項部浮腫測定（11週2日～13週6日）
• ２回目の血液検査（15週～20週）

②Serum Integrated Screening

• １回目の血液検査（10週～13週6日）
• ２回目の血液検査（15週～20週）

③Quad Marker Screening

• １回だけの血液検査（15週～20週）

私は①Sequential Integrated Screeningを受けました。
検査結果は土日を挟んで５日で出て担当ナースから電話で知らされました。

費用

$221.60
ほどんどの場合保険によってカバーされるようなので要確認です。
詳しくはコチラ

Panorama

概要

Natera社が提供しているプログラムで、血液から母体と胎児のDNAを区別できるらしく、より正確な検査結果を得られるようです。赤ちゃんの性別も出ます。（結果を知らされる時に性別を聞きたいか聞きたく無いか確認されました）カリフォルニア州のプログラムではスクリーニグできない染色体異常も検出できます。項目が多すぎるので記載しませんが、詳しくはコチラをご参照ください。

検査のタイミング

９週以上のタイミングで採血をします。
私は10週で検査があり土日挟んで５日で結果がでました。

費用

$249～$349
ドクターが指定する検査項目数によって変動するという恐ろしさ（笑）
ほとんどの場合保険でカバーされるらしいので要確認です。
私は全額ではないけど保険でカバーされました。

Horizon

概要

こちらもNatera社が提供しているプログラムで、親となる人が子どもに与える可能性がある遺伝子疾患要素を持っているかを調べるテストだそうで、男女関係無く受けたい人は受けられるようです。もちろん妊娠前のカップルも受けられます。我が家はもし私が受けた検査で異常がみつかった場合、私に起因するのかどうかを特定するためにも受けました。結果的に全ての検査において問題無かったので良かったですが、何かあった場合は夫も受けることになってたかも・・・。
詳しくはコチラ。

検査のタイミング

私は11週に受けました。いつも検査を受けるクリニックのLabではなく提携している他のLabで受けるよう指示があり、検診時にそのLabリストと検査キットを渡され後日行ってきました。

検査自体は採血２本のみ。
少し驚いたのが、検査キットに入っていた採血用の試験管の使用期限がギリギリだということにLabのお兄さんが気付いてくれて、新しい箱を出してきてくれました。これ、行ったLabに在庫がなかったらどうなってたんだろう・・・謎。

費用

$249～$349
染色体をいくつしらべるかによって変動するそうです。
ほとんどの場合保険でカバーされるようなので要確認です。
保険のカバーがあったからこそ私も受けることができました。

実際に受けてみて

検査結果が出るまでは正直「何か見つかったらどうしよう・・・」という気持ちもありましたが、逆に結果が出てからは心配事が減って少しは安心できたので良かったかなぁと思っています。とは言え常に何かと心配がつきまとうのが妊婦生活なんですけどね。
でも、今思うと、検査を受ける時点でもし何かが陽性だったらっという時のことをもっともっと深く考えなきゃいけなかったのかも。