こんにちは!Ouchiです。
今回はAdult Education(アダルトエデュケーション)で受けたESLクラスの話をお届けします。
Adult EducationのESLってどんな雰囲気なの?どんな内容を学べるの?
よくわからないまま時間やお金を投資するのには勇気が要りますよね。
私も通い始める前は色々調べました。
しかし、あまり情報が得られず・・・結局勢いで乗り込んでいきました(笑)
私が通っていたクラスの一例にすぎませんが
以前の私のように情報収集されている方や
一歩踏み出すかどうか迷っていらっしゃる方の参考になれば幸いです。
その前に、ESLって何?どんな選択肢があるの?
という方はこちらの記事も参考にしてください!
Adult EducationでのESLクラスの一例
Adult Educationは市ごとの管轄で運営されています。
自分が住んでいる市以外の施設へ通う事も可能です。
施設によって開設されているESLクラスのレベル分けや費用の有無なども異なります。
私は自分が住んでいる市のAdult Educationに通いました。
理由はただ一つ、近いから!
そのAdult Educationには大きく分けて2種類のESLクラスがありました。
1つは無料のクラス(午前中2時間・毎日の週5 or 夜3時間・週3日 )
もう一つは有料で週2(1回2時間ほど)のクラス
私は無料のクラスを受講したかったのですが、
無料ということで通いたい人は沢山いるわけです。
なので入りたくても入れない!
そこで空きが出るまで有料のクラスに通いました。
私が選んだのはListening&Speaking Intermediate(中級)クラス。
実は英語に自信の無い私はBeginner(初級)クラスを取りたかったのですが、まさかの定員割れ。
クラス自体がキャンセルになってしまったとのことで、
不安ながらもIntermediate(中級)クラスを取ることとなったのです。
お値段は確か$135。
1回2時間を週に2日、2ヶ月ちょっとで一区切りのクラスです。
通ってみて良かった点
なんといっても様々な国や地域出身の方たちと知り合えたこと。
たかが2ヶ月ちょっとのクラスですが、毎回色んな人と意見交換をする時間があったので
その時々のトピックスで盛り上がったり
自分の国や相手の国について話したり
生活情報を共有しあったり。
駐在、永住、市民権を持っていたりと境遇は様々ですが、
皆同様に英語を学びに来ている共通点で繋がる空間はとても有意義でした。
中には休日に家まで遊びに行く仲になっている人もいました。
私はそこまでではありませんでしたが、仲良くなった数人とは連絡先やSNSを交換しあったりして今でも繋がっています。
また、地域住民のためのクラスとあって
生活に密着した内容
(例:買い物で出くわすシチュエーション、保険の話、学校制度など)で
授業が展開されることが多かったのも、大変勉強になりました。
ただ、それに付随する結構難しい単語も頻繁に出てきて
「え、これIntermediate(中級)レベルなの?」と思う事も多々(笑)
それをきちんと覚えられれば良いんですけどね・・・
いかんせんアラフォーの脳みそはグズグズです(涙)※ただの言い訳
物足りなかった点
既にクラスがスタートしていたタイミングだったので、
内容に付いていけるかドキドキしながら入りましたが、ちょっと物足りなかったです。
というのも、Beginnerクラスがキャンセルになった事で
ぜんっぜん話せない人から楽しく会話が成立するレベルの人までごちゃ混ぜだったことが最大の要因。
これはたまたまなので仕方のないことですが・・・。
授業の流れは、テーマに沿った熟語や例文などを講義形式でちょっとやった後は
それに沿った会話を数名で各自好きに話す(雑談になりかねない)というスタイルでした。
これを1回の授業で3回(3テーマ)繰り返す形です。
クラスメイトとの交流は楽しくはあったけれども、
自分の英語力が上達しているかといったら・・・う~ん。
生活に密着した内容も出てきたりするので、
知りたかった事を知れたり、即使える表現も学びましたが、
「このペースでやってたら、私は生活に困らなくなるまで一体何年かかるんだろう・・・」と思わざるをえませんでした。
先生によって授業の構成も違ったりするでしょうし、
感じ方は人それぞれなので一概には言えませんが、
私はもっと自分を追い込める方が合っているのかなと感じました。
(ちなみに私はこのクラスの先生はとても好きでした!)
無料クラスへ入るためのテストにチャレンジ
無料クラスは市の税金で賄われているクラスです。
私が行っていたAdult Educationでは
午前中2時間×週5、または夜3時間×週3の2つの選択肢がありました。
事前にテストでレベル分けされ、どんどん上のクラスに上がっていくシステム。
ちなみに、無料のため入りたい人は山程いるので、
どこのアダルトエデュケーションでも欠席に関するルールは厳しい模様です。
欠席日数が多かったりすると途中で弾かれる事もあると聞きます。
でもそれも事前に先生に事情を伝えて了承を得られればOKの場合もあるとかないとか。
私は上記の有料クラスを取り終えた後、無料クラスの入学にトライする機会を得ました。
これは私が行っていたAdult Educationの場合ですが
毎月決まった日に追加募集をするようで、その日の朝から来た順で受付でした。
受付で申し込み用紙をもらい、必要事項を記入し提出します。
これには人数制限があり、上限に到達した時点で受付終了。
これで無事、無料のクラスに入れる!
わけはなく、この日は受付だけで、後日行われるレベル分けの為のテストの案内を受けました。
そしてテスト当日、受験者は15人くらいだったでしょうか。
全員同じ部屋に入り、まずは試験官と簡単な会話(名前の確認、出身地、アメリカに来てどのくらいか、など)で超ビギナーか、それ以上かに分けられました。
その後コンピュータールームに移動し、テストの進め方の説明を受け、いざスタート。
テストは全てコンピューターで行われリスニングのみでした。
(それに伴う問題文のリーディングはあり)
終わった順に試験官の元へ行き、テスト結果を受け後日開催されるオリエンテーションの案内をされこの日は終了。
ここまできたらあとはオリエンテーションに参加して晴れて英語漬けの毎日だ!
と意気込んでいたのですが、そのオリエンテーションで驚愕の事実を知ることとなったのです・・・。
お前に受けさせるクラスはねぇ!
そんな風には言われていませんが
いや、むしろCongratrationと言われたのですが
私はテストの結果が良すぎて一番上のレベルのクラスにも入れてもらえなくなってしまったのです・・・。
まさか、まさかの展開・・・。
結論から言うと、そこでコミュニティーカレッジを勧められそちらに通うことになりました。
コミュニテイーカレッジって何?という方はこちら
家からも近くて週5でタダで通えると思っていただけにショック大だったんですが、
これもぬるま湯に浸かってないでどんどん突き進め!ということなのかなと勝手に解釈。
日本の英語教育は結構イケてるのではないか
最後に・・・
この一通りのAdult EducationでのESLクラス受講経験を通して思ったのは、
日本で受けてきた英語教育って結構ちゃんとしてたんじゃないかということ。
『日本人は読み書きばかりで話せない』と言われていますが、
そもそも遠い親戚にすら当たらないような全く異なった言語を、
程度の差はあれど読み書きしているだけで実は結構スゴイ事だと思うんです。
話せないとしても頭の中で簡単なルール(動詞には過去形がある、など)くらいはわかっているはず。
中学・高校で習ったレベルの英語が頭の片隅に少しでも残っていれば、
『英語ができない』というレベルからは脱していると思って良いのではないでしょうか!
(自分にもよくそう言い聞かせて自分自身を奮い立たせています!!!)
あとはそれを使う勇気!
話してみる勇気!
それがなかなかできないのが私たち、日本人の大人なんですけどね。
と、偉そうな事を言っている私もまだまだ修行中です。
Adult Educationのクラスはとてもラフな雰囲気なので、とりかかりやすいと思います。
(クラスによっては宿題が出るようですが、私が受けたクラスは皆無でした)
また、友達もでき、様々な生活情報などもクラスメイトと共有できるのは
慣れない土地での生活をより楽しくしていく上でかなり有効的ではないでしょうか!
「やっていけるか不安・・・」と思ってしまいがちですが(私もそうでした!)
自分が思っているよりも、世の中全体からみたら、あなたも私も英語ができる人なはず。
是非、少しの自信と勇気を持って英語をimproveしていきましょう!
ESLの情報を求めてこちらの記事に辿り着いてくださった皆さん、一緒に頑張りましょう!