実録 アメリカで妊娠&出産 産婦人科の探し方

妊娠&出産

はじめに

突然ですが、検索等でこのページに辿り着いてくださった読者の皆さん
ご懐妊おめでとうございます!
そうじゃない方も今日も一日元気なことがおめでとうございます!(なんだそれ笑)
きっと多くの方はアメリカで妊娠したらどうしたら良いのかという情報をお求めになられて流れ着いたのがこちらかと思います。異国の地で人生の大イベントを迎えるにあたり、私自身も妊娠がわかった後は何をしなければいけないのか、どうやって産婦人科にかかればよいのか検索する日々でした。ネット上で様々な情報を得られる時代とはいえ、自分が知りたい情報が全て見つかるかといえばなかなか難しいのも正直なところ。私もネット上の情報では解決できない不安を抱えながら妊婦生活を乗り越え、無事アメリカで出産しました。
あくまでも私の経験を踏まえてにはなりますが、この記事を通して異国で頑張る妊婦さんの不安解消の一助になれば幸いです。

アメリカで妊娠&出産時の私のスペック

一言で妊娠・出産といえど、年齢や出産経験によって色々と異なるもの。なので今回アメリカで妊娠した時点での私のスペックからお話したいと思います。
私は経産婦です。4年前に1人目の子となる娘を台湾で出産しました。アメリカに来てから産婦人科にかかるのは初めてで、妊娠がわかった当時37歳。出産したのは38歳。Ovre35の立派な高齢出産です(汗)ちなみに自然妊娠です。1人目の時、妊娠中も出産時も特に問題無く、陣痛から始まった経膣分娩でした。
異国の地で病院にかかるのに最大の心配はやはり言語ではないでしょうか。私は英語はできないわけじゃないけれど、できると言えるレベルではない・・・。夫の母語は中国語で、家では英語をベースに単語がわからなければ漢字を使うといった具合。留学経験も無く、仕事で英語を使っていた経験などもあるわけも無く、大学受験で頑張ってた英語ははるか彼方に吹っ飛んでいってしまっていたのでアメリカに来てからアダルトスクールやコミュニティーカレッジで勉強していた矢先の妊娠発覚でした。

妊娠がわかったらまずすべきこと

それはドクター探し!
アメリカの医療システムは日本と違い、ホームドクターと呼ばれる掛かり付け医の紹介がないと各科の専門医に辿り着けないようなシステムになっています。が、それも場合によるようで?そして保険の種類によるようで?私の場合はネットで探してアポ取れました。そもそも掛かり付け医自体決めていない家庭もあるようですし。
我が家の場合はそれを知りつつ、うちの掛かり付け医は日本人の先生なので一応相談に行ってみようということで行ってみました。ナースによる体温&血圧測定、最終月経のスタート日を聞かれた後、尿検査するわけでもなし、内診されるでもなし、ドクターから出産予定日を教えてもらい、前回の出産時の話をしつつ(妊娠中に問題などなかったか等)、どんなドクターが良いか尋ねられ、一番は言葉の通じる日本人のドクターが安心なので事前に自分で調べておいたドクターを紹介してもらいました。紹介と言っても紹介状をもらえるわけではなく「ここに電話してみてください」という情報をもらっただけ。

え?それだけ?とお思いの方。
そうです、それだけです!!!

出産予定日も妊娠アプリで自分で割り出せるし、日本人のドクターもネットで検索すれば情報を得られるので(実際日本人の妊婦さんは結構皆さんその先生のところにかかる人が多いらしく私も事前にお名前は知ってました)、まぁわざわざ診察料払ってまで掛かり付け医にわざわざ行かなくても良いかなぁ~と思いつつ、安心材料として行ってみた感じです。

ドクターの探し方

前述したようにドクターはネットで探せます。
英語で産婦人科はObstetrics and Gynecology(Ob/Gynと略すことが多い)です。
”Ob Gyn near me”で検索するのも良いですが、大きなメディカルグループのHPに行くと相当数のドクターが登録されていて各科ごとに検索できます。ドクターのプロフィールや評価も掲載されていたりするだけではなく、話せる言語も記載がある場合があるので、日本語を話せる先生を探す場合はそちらも役に立つかと。
なお、加入している健康保険によってかかれる医療機関が異なるので、そこは要確認です。

私はホームドクターにも相談した結果、日本人の「井上先生」に診てもらおうと決め、初診の予約をするべく電話を入れました(夫が)。

ところがすっとこどっこい・・・

「新規患者(New Patient)は受け付けていない」と言われてしまったのです。
ガーン・・・。

ホームドクターから情報をもらった時も、ネット上の情報にも『Accepting new patients』(新規患者受付中)と書いてあったのに何故・・・。

仕方がないので井上先生のグループの他のドクターにしようかと夫と話していたのですが、夫が独自のリサーチで他のメディカルグループの評判がとても良いドクターを発見。そのドクターは英語オンリーだけど今回2人目だし、大方出産までの流れはわかってるしということで、結局そちらのドクターに診てもらおうということになりました。
が!なんとまたしても新規患者を受け付けていないと(涙)やはり評判の良いドクターは人気のようで(涙)結局そのドクターのグループ内で空いているドクターに予約を入れました。本来目当てのドクターに空きがでれば後でも変更可能とのことでしたが、私は最後まで同じドクターにお世話になりました。

ドクターを決めると出産する病院が決まる

日本では妊婦検診を受けている産院もしくは病院、つまり検診と同じところで出産するのが普通かと思いますが、アメリカでは検診を受けるのは基本的にクリニックでそこには分娩設備はありません。クリニックが提携している病院で出産になります。その病院にドクターが駆けつける、もしくは同じグループのドクターが誰かしら病院の方に常駐していてグループ内で情報共有をしてくれており、担当ドクターの代わりに分娩を担当してくれるという流れです。初めましてのドクターが子を取り上げてくれるということが普通にありえるということ。私もそうでした(笑)つまりドクターを決めるとどこの病院で出産するかが決まります。もちろん健康保険によって選択できる医療機関が異なるので(保険がKaiserの場合はKaiserしかかかれないなど)確認しましょう。

私が住むサンノゼエリアの話

ホームドクターに相談に行った際に小耳に挟んだのですが、この辺には井上先生の他に、Kaiserに日本人女性のドクターが2人いらっしゃると聞きました。気になってKaiserのHPで調べたんですが私の調べ方が悪いのかヒットせず・・・。そもそも私はKaiserの保険ではないので、見つけたところでかかることはできないんですが。参考までに各リンクを貼っておきます。

井上先生はこちら
https://www.sutterhealth.org/find-doctor/dr-takeshi-inouye



私がお世話になった産婦人科はこちら
https://stanfordhealthcare.org/medical-clinics/los-olivos-womens-medical-group.html



Kaiserはこちら
https://healthy.kaiserpermanente.org/northern-california/front-door

この記事を読んでくださっている皆さんが
安心して頼れるドクターと出会えますように。
そして素敵なマタニティライフと素晴らしい出産を迎えられますように!

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